正(ショー)
与論町大字麦屋2026・2027番地
正(ショー)は西区集落の標高53mの地点にある古い呼び方もしくはこの地に住んでいた シニグ祭りを行うサークラ集団の呼び名です。 正で行われていたシニグ祭りの祝詞(のりと)では、 赤崎海岸から上陸した先祖が定住したのがこの正だったとされ、 ヰンジャゴーにまつわる羽衣伝説に正の青年が登場していることからも、 島の中でも歴史ある集団が住んでいたと考えられています。 また、正の周辺にはサキマ、キンヌといったサークラ集団や、 東南の上里(ウィダトゥ)の「上里マナビ」という悲劇の美女の話、 上里の東のパマタイには「パマタイマジマ」という伝説の人物の屋敷跡が伝わるなど、 この一帯が西区の歴史的、民俗的にも重要な場所だったと言えます。 参照文献 与論町誌編集委員会編1988『与論町誌』与論町教育委員会
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